山口県萩市と島根県津和野町は1日、和装の観光客にさまざまな特典がある「和魂in萩津和野」を始めた。JRグループと山口県が実施する山口デスティネーションキャンペーン(山口DC)に併せた展開。9月30日まで。
萩、津和野では、夏期シーズン、和をテーマにした「着物ウイーク」(萩)や「浴衣キャンペーン」(津和野)などのイベントを単発でそれぞれ開いていた。今回、両市町が協力し、和をテーマに日本の歴史や文化、伝統に触れられるエリアとして情報発信や受け入れを行うことにした。
萩と津和野を結ぶバスも1日1往復運転。また、共同で特典を付けた「和魂着物割引パスポート」を作ることで、誘客増に結びつける。
着物や浴衣を着て、同パスポートを持参すると津和野地域では、美術館、土産店、飲食施設で割引などの特典がある。また、津和野旅館組合の宿では、宿泊した女性客を対象に、色浴衣や帯、下駄の無料貸し出しもある。
萩エリアでは、和の体験講座や着物写真の無料プレゼントのほか、約100軒の店舗で割引などの特典がある。萩市内の旅館・ホテルでも特別宿泊プランを販売する。