中国河北省の観光プロモーションが10月31日、東京中国文化センター(東京都港区)で開かれた。主催は河北省文化と観光庁、中国駐東京観光代表処、東京中国文化センター。万里の長城、避暑山荘など四つの世界遺産を抱える同省の魅力を関係者がアピールした=写真。
河北省は首都北京を取り囲むように位置し、2022年の北京冬季オリンピックではスキー競技の会場にもなった。明時代の万里の長城で最も保存状態の良い区画の一つ「金山嶺長城」、清朝の皇帝の夏の離宮「承徳避暑山荘」、同省を通る京杭大運河、明・清王朝の皇帝陵墓群はユネスコの世界遺産に登録。このほか海辺のリゾート「北戴河海浜浴場」などの観光資源がある。
河北省文化と観光庁の楊軍副庁長は「河北省は中華文明の発祥地で、四つの世界遺産など観光資源にも恵まれている。日本と同じように温泉と雪景色があり、長野県と友好交流が行われている。多くの日本の皆さんに来ていただき、美しくユニークな河北省の自然と文化の魅力を体験してもらいたい」とあいさつ。
中国駐東京観光代表処の欧陽安首席代表は「河北省の観光発展はすさまじく、2023年は8億4千万人の観光客、前年比154.4%増と、世界から注目されている」と数字を交えて同省の魅力を紹介した。