国土交通省四国運輸局がまとめた2017年度上半期(4~9月)の四国4県の主要観光地60カ所の入込客数は、前年同期比0・9%減の770万人となった。香川県、高知県は増加したが、愛媛県がほぼ横ばい、徳島県が減少した。
各県15カ所の観光施設の入込数を集計。ただし、高知県は、例年集計対象の坂本龍馬記念館が改装で休館中のため、14カ所で集計している。
プラス要因は、四国デスティネーションキャンペーン(4~6月)の開催など。マイナス要因には、前年好調だったイベントやリニューアル施設の反動減、台風の影響などが挙げられている。
香川県は3・6%増の273万人。ニューレオマワールド(丸亀市)が6・2%増、栗林公園(高松市)が7・5%増など。
高知県は2・3%増の85万人。高知城(高知市)が13・8%増、アンパンマンミュージアム(香美市)が9・4%減など。
愛媛県は0・7%減の223万人。松山城ロープウェイ・リフト(松山市)が3・8%増、マイントピア別子(新居浜市)が10・9%減など。
徳島県は8・0%減の189万人。文化の森総合公園(徳島市)が28・0%減、祖谷のかずら橋(三好市)が13・7%増など。