国土交通省は12月10日、年末年始の輸送等に関する安全総点検を全国で開始した。交通機関等で混雑が予想される年末年始に事故が発生すると大きな被害が予想されるため、同省では毎年安全総点検を実施しているところ。
今年は1月に羽田空港で航空機同士の衝突事故が、4月に北海道知床で遊覧船の事故が発生。これを受けて国土交通省では「輸送機関等における安全確保及び事故防止の徹底を図るため、全てのモードにおいて、事業者における自主的な安全への取組を強化することが引き続き重要であり、経営トップを含む幹部の強いリーダーシップの下での自主点検等を着実に実施しながら、安全意識を向上させる必要がある」としている。
今回の期間は12月10日から翌年1月10日まで。クルーズ客船やバス、タクシー、列車や飛行機など陸海空の運送関連に加え、気象業務関連も対象となる。
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