国土交通省鉄道局は1月16日、小田急電鉄の協力を得て、同社多摩線唐木田駅2番線ホームで視覚障がい者の歩行訓練を実施した。「新技術等を活用した駅ホームにおける視覚障害者の安全対策検討会」が作成した「鉄道施設における基本的な視覚障害者の歩行訓練プログラム(案)」に基づくもので、視覚障がい者7人が、ペアとして付いた歩行訓練士からの説明を受けながら、在線している列車への乗降などを繰り返した。
視覚障がい者の駅ホームからの転落事故は、白杖(はくじょう)による点状ブロックや車両の確認が適切に行われていないことも背景とされ、同局が開催している同検討会でも白杖を正しく用いていれば転落事故を防ぐことができるとの意見が多かった。【記事提供:交通新聞】
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