国土交通省は4月24日、東京のグランドプリンスホテル赤坂で、観光関係功労者大臣表彰式を行った。表彰式では冬柴鐵三国交相に代わって谷公一政務官が、計36人の受賞者に表彰状を授与した。谷政務官は「きめ細やかなもてなしの心こそ世界に誇る日本ブランドだ。観光立国の実現には受賞者の努力が不可欠。今後も観光振興に尽くして欲しい」と祝辞を述べた。
受賞者の内訳は旅館業21人、ホテル業10人、旅行業3人、観光レストラン1人、その他1人。
旅館業振興で表彰を受けた住友武秀・偕楽園観光社長=写真右=は「今後も精進するとともに後進の育成にも努力したい」と意欲をみせた。また、旅館(女将)業務精励で受賞した近兼早智子・琴平グランドホテル女将は「従業員に助けられ、主人の後ろを付いてきての受賞で、皆さまに感謝しています」と喜びを語った。
表彰式後は、観光関係12団体が主催する祝賀パーティーも行われ、中村徹・日本観光協会会長を始め、平井たくや副大臣、谷政務官、泉信也国家公安委員長、日本観光旅館連盟の佐久間進会長、国際観光旅館連盟の佐藤義正会長ら関係者が多数出席した。
中村会長は「観光業は人と人とのふれあい、平和をもたらす産業で、それを支えているのが受賞者だ。業界発展のために次世代を育てて欲しい」とあいさつした。佐久間会長は祝辞を述べ、乾杯の音頭をとった。