芳賀・宇都宮LRT 8月26日開業 環境に優しいと世界で再評価
栃木県宇都宮市に今月26日、新しい路面電車「芳賀・宇都宮ＬＲＴ」が開業する。国内の路面電車としては昭和23年の万葉線（当時は富山地方鉄道伏木線）以来、実に75年ぶりの新規開業だ。沿線は住宅地や工業団地を抱え、主に地域住民の足として期待されるが、将来は市内中心部にも延伸する予定で、観光客の新たな足としても期待が寄せられる。
ＬＲＴとは「ライト・レール・トランジット」の略。「各種交通との連携や低床式車両（ＬＲＶ）の活用、軌道・停留所の改良による乗降の容易性などの面で優れた特徴がある次世代の交通システム」（芳賀・宇都宮ＬＲＴの公式ホームページから）だ。
今回開業するのはＪＲ宇都宮駅東口から宇都宮市に隣接する芳賀町の芳賀・高根沢工業団地間の約15キロ。朝6時台から夜11時台まで、ピーク時に6分間隔、オフピーク時に10分間隔で運行する。起点から終点までの所要時間は普通で約44分、快速で約37～38分。
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