国内航空各社は4月21日、ゴールデンウイーク(4月28日〜5月6日)の予約状況を発表した。国内線の予約数は各社とも前年同期比で約2桁〜3桁の大幅な伸びを見せた。予約率も各社ともプラス。全日空(ANA)、日本航空(JAL)ともに予約率が70%を超えたのは沖縄方面で、JALは北海道方面も70%を超えた。ANAによるとアジア路線や中国路線の訪日需要も好調に推移している。
ANAグループの予約数は国内線が前年同期比11.6%増の97万7千人。提供座席数は3.3%減少。予約率は7.9ポイント増で、特に沖縄方面の予約率が高い。東北・北陸、関西、中・四国、九州は提供座席数を減らしたが、全方面で予約数は前年を大きく上回った。
JALグループ6社の予約数は9.6%増の75万6千人。提供座席数は3.0%減少した。予約率は7.3ポイント増。関西、北海道方面の予約数が前年を大きく上回った。同社は、提供座席数は前年より減少したが、後半の連休が昨年より1日多いため、期間合計で予約数、予約率ともに上昇したと見ている。JAL、日本トランスオーシャン航空、琉球エアーコミューター、日本エアコミューター、北海道エアシステム各社も予約数、予約率とも全て数字を伸ばしている。
エア・ドゥは提供座席数を10.8%増加。予約数は29.7%増加の4万5千人で、座席数の増加以上に予約数が伸びた。予約率は8・9ポイント増。
スカイマークは提供座席数を2.5%増加。予約数は9.5%増の14万千人で座席増加幅を上回った。
スターフライヤーは提供座席数を11.4%減少。予約数は20.4%増の3万千人で、予約率は16・3ポイント増加した。
LCC各社も予約数、予約率とも大きく伸ばした。
ジェットスター・ジャパンは提供座席数を28.5%増加。予約座席数64・1%増の10万7千人で予約率は14.7ポイント増。
ピーチアビエーションは提供座席数を15%増加し、予約数は21%増の7万9千人。予約率は3.7ポイント増加。
バニラエアは提供座席数が42.3%増。予約数は116.8%増の2万7千人。予約率は27.0ポイント増加した。