国内外のオンライントラベル関係者が集まる国際会議「WiT(ウェブ・イン・トラベル)ジャパン&ノースアジア」が13、14日の2日間、ウェスティンホテル東京(東京都目黒区)で開かれ、多数の講演、セッションが展開された。“トラベルテック”のキーパーソンが多数登壇し、自社の業況や旅行動向の分析、旅行ニーズの変化や今後の旅行トレンドの展望などについて意見を交わした。
14日に開かれた国内OTAのセッション「国内のオンライントラベルの動向」には、楽天・上級執行役員コマース&マーケティングカンパニートラベル&モビリティ事業バイスプレジデントの髙野芳行氏、一休・執行役員宿泊事業本部長の巻幡隆之介氏、JTB・執行役員Web販売事業部長の池口篤志氏、リクルートディビジョン統括本部SaaS領域統括旅行ディビジョン(じゃらん)バイスプレジデントの大野雅矢氏が登壇した。
今の日本の旅行市場をよく表していると感じられる各社のデータはという問いに対して、楽天は「24年7~8月の海外旅行予約泊数が前年同期比の約1・9倍」、一休は「訪日外国人数の増加に比例して一休.comの客室単価が上昇した。全体平均で1月から10~20%上がった。都心のホテルではもっと上がっている」、JTBは「国内旅行がツアーを中心に伸びたが、インバウンドは国内の伸びを200%上回る伸び率となった」、リクルートは「ADRが2ケタ成長」とそれぞれ回答した。
会員向け記事です。