1月1日から11日まで先行公開された国宝「仁科神明宮」(長野県大町市)の境内にある「歴史展示館」が、3月13日から通年公開されることになった。
昨年秋、20年に一度の式年遷宮祭が行われ、一帯を治めた豪族仁科氏や神明宮への関心が高まった。
これを機に常設展示を望む声があがり、市や教育委員会、地元自治会などでつくる仁科の郷イベント実行委員会が県の「地域発元気づくり支援金」を活用し、敷地内にある旧宝物殿を改装、歴史展示館として整備した。年始に合わせ、1月から先行公開した。
館内には仁科神明宮や仁科氏に関する年表、遷宮祭の写真やなぜ国宝であるかを説明したパネルなどが展示されている。入場無料。
仁科神明宮は伝統的な建築様式である神明造りの古い様式が残り、本殿と中門、釣屋が国宝に指定されている。