国立公園での自然学習の様子
長野県観光機構は、全国の中学校に向けて「自然学習」の提案を強化している。長野県には上信越高原国立公園など五つの国立公園があり、この国立公園を舞台にした自然保護、環境保全を考えるＳＤＧｓ教育プログラムとなっている。
その狙いは「生徒が自然の大切さに気づき、かつ、自然保護と環境保全に対する意識を高めること」と同機構。また、「自然が与える恵みは、都市生活と密接にかかわっていることへの理解を深めてほしい」と話す。
環境省とタイアップしたプログラムで、レンジャー職員の協力を想定している。国立公園についてのレクチャーや作業が主な内容。「登山道の整備」「外来種植物駆除」などの作業を説明を受けながら体験できる。
環境省職員による事前学習への参加も都合がつけば可能で、その内容は（1）国立公園レクチャー（2）野生動物保護、対策などのレクチャー（3）ジビエ料理のＳＤＧｓ観点―など。ライブ配信による質疑応答や、録画での配信なども検討している。
併せて、「自分たちができる自然保護、環境保全」をテーマにした発表会を行う事後学習も提案。環境省職員と連携していく。
問い合わせ先は、長野県観光機構パブリック事業部ＴＥＬ026（219）5274。
国立公園での自然学習の様子
