国際観光旅館連盟(佐藤義正会長)はこのほど、日本旅館の魅力を日英2カ国語で紹介した「伝承の美PartV・日本旅館」を発行した。併せて、会員旅館を英語で一覧にした「RYOKAN LIST2007」を作成、1150軒を網羅したもので英語表記の旅館リストとしては最大の収録数という。2冊をセットにして外客誘致に向けた宣伝事業に活用する。
「伝承の美PartV・日本旅館」は、AB判でオールカラーの88ページ。日本宝くじ協会の助成金を受けて製作したもので、今回が第5号にあたる。写真を中心に、日本の四季や伝統行事、日本旅館の魅力、旅館の基礎知識などを紹介した。
「RYOKAN LIST2007」は、A4版でモノクロ158ページ。会員旅館の中から特に外客受け入れに積極的な1150軒を紹介。旅館名や地域名、各種データを英語で表記。所在地域名は、市町村、温泉地、観光地名で320地域に分類した。
旅館データにはURLやメールアドレス、決済カード情報、温泉情報、料金帯などのほか、欧米客に配慮し露天風呂付き個室の有無も紹介した。
国観連では、各1500部ずつを国際観光振興機構(JNTO)の海外事務所を通じた宣伝事業、ビジット・ジャパン・キャンペーン事業などに活用してもらう考えだ。
美しいカラー写真で旅館を紹介