国際観光旅館連盟近畿支部(西村肇支部長=西村屋社長、193会員)は4月27日、大阪市北区のラマダホテル大阪で平成22年度通常総会を開いた。西村支部長は「近畿支部として2月に中国へキャラバンに行き、大変なお金が中国で動いていることを痛感した。国内マーケットが縮小していくと外客に頼らざるを得ない。旅館という先祖代々受け継いだ伝統と文化を全面に出し、海外のお客さまを積極的に受け入れるように切り替えていかないといけない」とあいさつした。
議事では、今年度の事業計画として、企画研究部から「クレジットカードの低率化推進」、IT戦略部から「ユニレズへの加入促進と操作説明会の推進」、国際事業部から「『観光モデルコース』のPR活動及び東南アジア国での商談会実施」などが報告された。
議事終了後、5つのグループに分かれ「金融問題と経費削減策」「インターネット販売の拡大」「インバウンド促進施策」などのテーマに基づき、討論会を行った。次いで、田中まこ・神戸フィルムオフィス代表による講演会「映像を活用した集客観光」も開催された。