山梨県身延町と静岡県富士宮市の有志が6月22日、両県を走る国道139号線の清掃活動を行った=写真。20日に9都道府県で緊急事態宣言が明け、「お客さまに気持ち良く来ていただきたい」と、下部温泉(山梨県身延町)、朝霧高原(静岡県富士宮市)の観光関係者がボランティアで行った。
場所は本栖交差点(山梨県)と猪之頭交差点(静岡県)の間、約12・3キロ。下部温泉の下部ホテルと朝霧高原の観光施設「道の駅朝霧高原」「もちや」「まかいの牧場」「富士花鳥園」のスタッフら150人以上が参加した。
清掃活動は昨年6月17日に次いで2回目。
下部ホテルの矢崎道紀社長は「首都圏の緊急事態宣言解除後も気の抜けない状況は続いているが、一つの区切りとして捉えたいと考えている。私たち観光事業者にとっては、お客さまに足を運んでいただけない限り、生き残っていけないのも事実。そのために、感染症対策についてはこの1年間知恵を絞って徹底してきた。皆さんに安心してお越しいただけるよう、また観光資源を満喫いただけるよう準備していきたい」「今回の清掃活動は国道139号線だが、今年9月には中部自動車横断道も開通する予定。開通後は、富士山西側地域の交通網が整備され、観光地へのアクセスが大きく向上する。多くの方々に富士山西麓の魅力を体感いただけることを心より期待している」と話している。