日本旅館国際女将会(須賀紀子会長)の女将・若女将8人が4月16日、香港大学で日本文化をPRした。
「日本食ワークショップ(Make Your Own Sushi)」では、日本総領事館公邸の料理人、安東伸一氏と共に、学生たちに手巻き寿司の作り方を伝授した。200食分の手巻き寿司、天ぷら、おでん、豚汁を振る舞った。食材の静岡産コシヒカリとわさびは静岡県が協賛、提供した。
「着物ワークショップ(Take a Photo in a Kimono)」では、各女将が持参した着物を学生たちが試着。振り袖や旅装束に初めて袖を通した。
学生たちに直接日本文化に触れてもらおうと、香港大学外国語学部日本研究学科が06年から毎年4月を「Japan Month」に設定。日本に関連する様々な催しを毎年行っているもの。日本旅館国際女将会は初回から協力。今回で5回目。
8人は須賀紀子女将(滝乃家)、若松佐代子女将(新つた)、太田清子女将(箱根吟遊)、榎本眞規子女将(三河屋旅館)、吉田美喜女将(ホテル百万石)、小渕祥子女将(冨士屋)、松本富子女将(紅葉舘別邸あざれ)、鈴木美智子若女将(観音温泉)。
手巻き寿司を教える旅館女将の吉田美喜さん(手前左)