国際観光文化交流協会(藤野公孝会長)と下呂温泉旅館協同組合(瀧多賀男理事長)、下呂温泉観光協会(瀧康洋会長)、下呂商工会(中川正之会長)は2日、「国際観光文化フォーラムin下呂」を岐阜県下呂温泉の水明館で開いた。県内外の観光関係者約300人が参加した。
全国生活衛生営業指導センターの小宮山健彦専務理事も来賓として出席。全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(全旅連)の佐藤勘三郎会長代行(秋保温泉・伝承千年の宿佐勘社長)、大木正治副会長(道後温泉・ホテル葛城社長)、草津温泉観光協会の中澤敬会長も駆けつけた。
テーマは「日本の伝統文化を背景としたインバウンド戦略について女性の目線による『真のおもてなし』を考える」。料理研究家の藤野真紀子さんが「誰もが楽しめるバリアフリー観光」について講演したほか、女性活躍推進コンサルタントの響城れいさんが「おもてなしの心を育てるキレイの習慣」について、オフィスグランツ代表の井原恵津子さんが「おもてなしの心を育む人育ての極意」についてそれぞれ講演した。司会進行は、柴田書店「月刊ホテル旅館」編集長の武田真理子さんが務めた。
また、国土交通省中部運輸局の鈴木昭久局長が「中部・北陸におけるインバウンド〜昇龍道〜について」と題して基調講演を行った。
筑前琵琶奏者の田中旭泉師範による演奏、竹原歌舞伎保存会による演奏と日本舞踊など、地元で継承されている伝統文化も披露された。
国際観光文化フォーラムの開催は今年で4回目。昨年は群馬県の草津温泉で開かれた。