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国際観光施設協会の能登復興に関する展示
国際観光施設協会(鈴木裕会長)が国際ホテル・レストラン・ショー(4~7日、東京ビッグサイト)に出展し、展示やセミナーを開催した。能登半島地震を受けて、昨年8月に協会のメンバーが実施した能登半島の視察、調査に基づく展示を行い、被災地の復興に向けた会員企業の取り組みなどを紹介した。
能登半島の視察、調査には、鈴木会長をはじめ13人が参加した。被災した旅館・ホテルや観光施設の経営者など、復旧・復興、地域活性化を支えるキーパーソンに会っており、今後の協会活動に現地の声を生かす考えだ。
会員企業などによる復興支援の取り組みを展示。地震の被害を受けて公費解体される古民家などの建築物から、家主の意見を聞きつつ、貴重な床材や梁、柱などを救い出し、他の建築物の内装材や家具などへの活用を目指す「のと古材レスキュープロジェクト」などを紹介した。
このほか、「ホスピタリティのくに 日本を伝える」を総合テーマに、宿泊施設のカーボンニュートラル、ホテル・旅館の耐震改修、ユニバーサルデザインの客室、観光交流空間のまちづくり、水辺観光などをテーマにした展示を行った。
国際観光施設協会の能登復興に関する展示