静岡県御殿場市と県立御殿場高校、KDDIはこのほど、産官学協働でKDDIが提供する地域情報プラットフォーム「COLO」を活用しながら同市の隠れた魅力の発信を始めた。御殿場高校の生徒一押しのスポットなど、地元の人にあまり知られていないソウル(魅力的な)スポットを紹介。地元ならではの情報を発信し、地域の活性化につなげる。
COLOは、KDDIのサービスブランド「au」の地域共創活動の一つとして展開。今回は、御殿場市とKDDIが締結した地域活性化を目的とした包括連携協定の一環として、COLOを通じた情報発信を御殿場高校の協力で始めた。
サービスは、スマートフォンやタブレットから見ることが可能で、旅行客は地元ならではの情報を得られる。「地元の人にも地域の魅力を再認識するきっかけとなる」と関係者。
今回は、御殿場高校創造ビジネス科の生徒が、COLOのコンテンツづくりに協力。COLO内で、ホスピタリティに富むベーカリーや病気平癒、健康祈願の神社など、お薦めソウルスポットベスト6や、非日常的で家族で楽しめるオリジナルコースなどを紹介している。
御殿場市観光交流課の小寺智之副主幹は「COLOを通じて御殿場市の観光課題でもある、市内回遊の活性化、滞在時間の長期化を目指したい」と話す。
KDDIは、COLOを活用した取り組みを静岡県熱海高校とも実施。今後、エリアを拡大していく予定。
高校生がソウルスポットを選定