地域の持続可能性高める 地域銀、ブルーカーボンに着目 


 地域銀行は、海草などが海水中の二酸化炭素(CO2)を吸収した「ブルーカーボン」に着目している。カーボンクレジットの売買を通じてCO2排出量を相殺できる「カーボンオフセット」が必要な企業などに対し、販売仲介する動きが広がりそうだ。岩手銀行は県内の自治体と包括連携協定を結び、金融機関で初めてブルーカーボンの販売仲介業務に乗り出した。有識者は「森林分野が先行しているが、海洋も地域資源」と指摘し、同様の取り組みが各地で広がることを期待する。

 

 海草や海藻が繁茂する藻場は、海面下の「森」として、水質の浄化や生物多様性の維持など多くの機能を有する。注目されているのが、CO2を光合成で吸収する力だ。森林よりもCO2の貯留性に優れており、単位面積当たりのCO2吸収量は多いという。ただ、藻場は減少傾向にある。水産庁によると、埋め立てや水質の悪化、磯焼けなどを原因に全国的な問題となっている。【記事提供:ニッキン

ペイウォール会員向け記事です。

 
新聞ご購読のお申し込み

注目のコンテンツ

第38回「にっぽんの温泉100選」発表!(2024年12月16日号発表)

  • 1位草津、2位道後、3位下呂

2024年度「5つ星の宿」発表!(2024年12月16日号発表)

  • 最新の「人気温泉旅館ホテル250選」「5つ星の宿」「5つ星の宿プラチナ」は?

第38回にっぽんの温泉100選「投票理由別ランキング ベスト100」(2025年1月1日号発表)

  • 「雰囲気」「見所・レジャー&体験」「泉質」「郷土料理・ご当地グルメ」の各カテゴリ別ランキング・ベスト100を発表!

2023 年度人気温泉旅館ホテル250選「投票理由別ランキング ベスト100」(2024年1月22日号発表)

  • 「料理」「接客」「温泉・浴場」「施設」「雰囲気」のベスト100軒