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セミナーには多くの外交関係者が参加した
観光PR、食や芸能体験も
「地域の魅力発信セミナー」は、外務省と地方自治体などが共催。駐日外交団などに対し、各地方自治体の特色や施策などに関する情報発信を行う目的で、平成20年度から毎年度実施されている。
30回目となる今回のセミナーは2部構成で実施。第1部では、各自治体の代表が登壇し、地域の産業や観光などの施策、地元産品についてプレゼンテーションを行った。第2部は、ブースで地元産品を展示する交流会形式で、ステージ上で工芸品の実演や伝統儀式の披露も行われた。
セミナーの冒頭、外務省参与の山本幸三氏が開催あいさつを行った。石破茂首相が掲げる「地方創生2・0」を紹介し、「地域が持続可能になるためには、金を稼ぐことが最重要課題である」との主張を引用。セミナーを通して、外交団と地方自治体との交流が促進されることに期待を示した。
第1部では、堺市の国際交流員のレーナ・アモン氏、沖縄県の池田竹州副知事、日光市の粉川昭一市長、上勝町の花本靖町長が登壇。
堺市のアモン氏は、同市の主要な観光スポット「仁徳天皇陵古墳」などを紹介。茶人・千利休のゆかりの地として楽しめる茶道体験や、600年の歴史を持つ刃物産業なども紹介した。開催目前となった「大阪・関西万博」の会場や関西国際空港からのアクセスもPRし、来訪を呼び掛けた。
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