
両国の代表が登壇。八つの箱を重ねて一つの箱をつくる、両国の「つながり」を表現するパフォーマンスを行った
韓国文化体育観光部、韓国観光公社(KTO)は10日、ウェスティンホテル東京(東京都目黒区)で「韓日観光交流の夕べ」を開いた。日本旅行業協会(JATA)会員など日本の旅行業者に向けて、地方都市を中心とした韓国へのさらなる送客、相互交流の促進を呼び掛けた。
昨年の日本と韓国間の人的交流は過去最高の1048万人(2018年)を大きく上回る1204万人に達した。ただ、訪問先がソウルなど大都市、有名観光地に偏る傾向がある。訪韓日本人客が322万人、訪日韓国人客が882万人と、人数に大きな開きがあることも課題とされている。
韓国文化体育観光部の張美蘭(チャン・ミラン)次官は「韓国を訪れる日本人客のうち、約8割がソウル首都圏だけを訪問している」と指摘。ただ、日本の旅行業界が韓国の地方都市への送客拡大を検討しているとして、これらの取り組みに感謝の意を示した。
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