JR東海の丹羽俊介社長は4日の定例会見(名古屋)で、東海道新幹線岐阜羽島駅の外装材に同新幹線車両の再生アルミを活用すると発表した。同新幹線の駅舎外装材への再生アルミ活用は初めて。外装材の老朽化に伴って進めている外装改良工事の一環で、12月中旬ごろの工事完了を見込む。
「東海道新幹線再生アルミ」は、700系やN700系の廃車車両から、車体のアルミニウムを素材として再利用するマテリアルリサイクルの取り組みで、1両当たり最大約4㌧を製造できる。省資源というリサイクルの特性だけでなく、新製アルミに比べて製造時の二酸化炭素(CO2)排出量を97%削減し、地球環境負荷の軽減につながっている。【記事提供:交通新聞】
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