地方銀行が、外資などによる高級宿泊施設「ラグジュアリーホテル」建設の地元誘致を進めているようだ。インバウンド(訪日外国人)富裕層やMICE(国際会議や展示場)の利用を見込み、地域振興につなげる。一部地銀では、ラグジュアリーホテルの食材や内装などに地元産品をマッチングさせて、経済波及効果を生んでいる。国内の軒数は世界と比較して少なく、今後増える見通しだ。
ラグジュアリーホテルは客室単価が10万円以上で、ハイシーズンには20万円以上に上昇するケースも少なくない。外資系では米国のマリオット・インターナショナルやハイアット・ホテルズ・コーポレーション、ヒルトンなどが運営するラグジュアリーホテルが有名だ。各社が顧客を組織化していることが特徴で、富裕層が各国を訪れた際には同一ブランドのホテルを利用する傾向があるという。【記事提供:ニッキン】
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