全国の信用金庫で組織する「よい仕事おこしネットワーク」(事務局=城南信用金庫)はこのほど、愛媛県西条市の特産品「石鎚黒茶」を使ったクラフトビール「石鎚黒茶エール」の完成披露式を東京・羽田の同ネットワークの拠点「よい仕事おこしプラザ」で開いた。同市の玉井敏久市長ができたてのビールを試飲。「クリアな味。とてもおいしく仕上がっている」と出来栄えにご満悦だった=写真。
石鎚黒茶は愛媛県石鎚山麓周辺の標高が高い地域で作られる発酵茶。独特の酸味と黒色に変化した茶葉が特徴。2段階の発酵過程で製造する独特の製法「石鎚黒茶の製造技術」が昨年3月、国重要無形民俗文化財に指定された。
よい仕事おこしネットワークは、コロナ禍などで苦戦する全国の地域と中小企業支援を目的に、地域の特産品を使ったクラフトビールやスイーツを開発している。今回の商品もその一環。
西条市は愛媛県東部、石鎚山と瀬戸内海に面した豊かな自然と「うちぬき」と呼ばれる良質の自然水、百数十台の屋台が練り歩く秋の祭り「西条まつり」で知られる。