全国の信用金庫で組織する「よい仕事おこしネットワーク」(事務局=城南信用金庫)は11月20日、北海道岩見沢市のバラを原料に使ったクラフトビール「iwamizawa ROSE ALE」の完成披露式を東京・羽田の同ネットワークの拠点「よい仕事おこしプラザ」で行った。
信金組織と岩見沢市は昨年12月、地域活性化に向けた包括連携協定を締結している。信金組織は全国各地の特産品を使ったクラフトビールやスイーツを製造しており、今回のクラフトビールの製造もその一環。
岩見沢市は北海道内で最多の品種数を誇るバラ園「いわみざわ公園バラ園」が立地。約4万平方メートルの敷地内に無農薬で育った約630品種8800株のバラとハマナスが咲き、6月下旬から10月中旬まで観賞できる。
クラフトビールは同園のバラを原料に使用。ピンク色の、ほのかにバラの香りがする味に仕上がった。
披露式で岩見沢市の松野哲市長=写真左から2番目=は「クラフトビールを機にいわみざわ公園をはじめとした市の魅力をもっと知ってもらい、地域活性化につながれば」と今回の取り組みに期待。
城南信用金庫の川本恭治相談役=同右端=は「地域が元気になってこそ日本が元気になる。全国の仲間とともに今後も協力して地域の活性化に努めたい」と述べた。