城崎温泉観光協会が主催する第22回「冬の城崎まるかじりキャンペーン」が16日、大阪市北区のホテルグランヴィア大阪で開催された。日本海沖の松葉ガニ(ズワイガニ)漁解禁に合わせた恒例行事で、旅行会社など関係者を招待。城崎の冬の味覚である松葉ガニをはじめ、出石そば、但馬牛などをふるまって送客を呼び掛けた。
同協会の原良式会長は「来春のトワイライトエクスプレス瑞風の運行に合わせて先日JR城崎温泉駅が新しくなり、城崎文芸館もリニューアルオープンした。11月23日には『かに王国開国式』があり、3月末まで松葉ガニで城崎はにぎわう」とあいさつ。
原会長は、イベントについても紹介。これまで春に城崎温泉博覧会を開催していたが、来年度からは「城崎温泉ステキ体験旅行社」として通年での開催を予定。夏には毎日花火を打ち上げる。秋には毎年開催している「コウノトリチャレンジライドin但馬」という自転車の大会が予定されている。
豊岡ツーリズム協議会の西村肇会長は「今日は旅館から鮮魚店、土産店などまで町を挙げてお世話に来た。みんな仲が良い。旅館がお客さまを抱え込むのではなく、どんどん温泉街へ出て、楽しんでもらうのが城崎温泉のいいところ。気軽にご送客願いたい」と呼びかけた。
会場では恒例のカニ競りが開催され、盛り上がった。