埼玉県は1日、深谷市の出身で、新1万円札の顔となる渋沢栄一をPRするラッピングバス=写真=の運行を始めた。第2弾の今回は「渋沢翁が愛し、踊り続けた『血洗島獅子舞』(同市指定無形民俗文化財)をデザインした」(観光課)。
ラッピングバスは東京駅丸の内南口―晴海埠頭路線、同―東京ビッグサイト路線などで、2月末まで運行する。獅子舞をデザインテーマにし、渋沢栄一の顔も大きくあしらっている。第1弾は11月1日から運行しており、青空に映えるレンガ造りが美しい深谷駅をデザインに取り入れている。
来年2月からは、JR山手線や埼京線、東京メトロの車内でスポットCMを放映、渋沢栄一と市の魅力を発信する。
渋沢栄一は来年のNHK大河ドラマの主役で、また24年発行予定の新1万円札の顔となる。