外務省は17日から、中国人に対する査証(ビザ)の発給要件を一部で緩和をする。緩和の対象となるのは、商用目的の旅行者、文化人、知識人の数次ビザと、大学生などの個人観光ビザ。
商用目的の旅行者、文化人、知識人の数次ビザについて、有効期間を現行の最長5年から最長10年に延長するとともに、発給対象者の要件も一部緩和する。
中国の教育部に直属する大学の学生、大学院生と、その卒業後3年以内の卒業生に対する個人観光1次ビザの申請手続きを簡素化。経済力が確認できる書類に替えて、在学証明書、卒業証明書で申請できる。
ビザの要件緩和の実施については4月に発表されていたが、措置の詳細や運用の開始時期が決まっていなかった。