トリップアドバイザーはこのほど、「外国人に人気の日本のホテルと旅館2016」を発表した。昨年に引き続き、料理旅館白梅(京都市)とコンラッド東京(東京都港区)が旅館部門とホテル部門のそれぞれ1位となった。
15年10月から16年9月の1年間に、旅館・ホテルに投稿された外国語の口コミ評価(5段階)の平均と投稿数などをもとに、独自のアルゴリズムで集計した。
同社によると、白梅は3年連続の1位。「畳の客室、外国人から見ると小さいサイズの食器や家具、インテリアとして置かれている工芸品の数々など、日本の伝統的な雰囲気が味わえることや、スタッフの気の利いたおもてなしなど、外国人旅行者から絶賛する口コミが多々寄せられている」という。
2位の柊屋(京都市)は初登場。宿泊料金は高いものの、「スタッフのもてなしはもちろん、日本の伝統的な内装や庭園など“和”を感じることができ、一生に一度は体験したいと絶賛した口コミが投稿されている」と同社。
例えば、宿泊したオーストラリア人は「値段の価値は十分にあると思う。とても素敵で、禅を行うスペースなどもあり、滞在している全ての時間を楽しむことができた」と投稿している。
3位の澤の屋(東京都台東区)については、「白梅と並ぶ人気の旅館」と評価が高い。
コンラッド東京は2年連続の1位となった。「ファーストクラスのおもてなしを提供してくれる最高級のホテル、と外国人利用者から多くの口コミが寄せられている」という。