観光庁は1日、東日本大震災や原発事故の風評を払しょくし、訪日外国人旅行の本格的な回復につなげようと、外国人に訪日時に撮影した写真を投稿してもらい、フェイスブックなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で情報発信する事業を始めた。日本の観光魅力や旅行の安全性を世界にアピールしたい考え。優秀な写真を投稿した外国人には訪日観光の体験プログラムなどをプレゼントする。
企画のタイトルは「Share your WOW! ジャパン・フォト・コンテスト」。英語、韓国語、中国語簡体字・繁体字に対応したキャンペーンサイトに写真を投稿してもらう。キャンペーンサイトは、フェイスブックや新浪微博といったSNSと連動し、投稿者が友人らと写真を共有できるようにする。
投稿してもらう写真のテーマは、クール、デリーシャス、ハッピー、ビューティフル、ファニー、ミラクルの6部門。写真の内容や写真の閲覧者の評価を基にして表彰者を決定する。期間は来年2月15日まで。受賞者を日本に招待し、3月に表彰式を行う予定。
受賞者へのプレゼントとして、福島・会津若松の鶴ヶ城の1日城主体験やミシュラン掲載の寿司店での寿司食べ放題、伝統芸能を学ぶ1日歌舞伎体験などを用意した。