リクルートファイナンスパートナーズはこのほど、2月14日に奈良県吉野山で開催した、宿泊施設のインバウンドへの取り組み支援として施設と外国人留学生が交流するイベント「理解を深める会」をきっかけに、実際に働くこととなった留学生の様子を見に吉野山を訪問した。湯川屋館主の山本義史さんと3月から働き始めたネパール出身のマルラ・ラビンドラ・ラズさんと本音トークを行った。
――「理解を深める会」へなぜ参加したのか。
山本 若旦那から宿泊施設で外国人スタッフが熱心に働く様子を聞いており、会ってみようと思った。
ラズ 日本のおもてなしは世界一と聞き興味をもった。世界遺産もあり、海外客が増えて英語を生かせる仕事があると感じた。
――採用(入社)の決め手は。
山本 お客さま第一の考え方の合致と人に愛される笑顔だ。
ラズ 家族として受け入れてもらえる印象から。
――研修や教育は。
山本 特別なことはしていない。積極的に質問してくれている。
――仕事内容は。
山本 訪日対応として外国人客の通訳や説明を中心に。体験談を交え、積極的に説明してくれている。
――大変なことは。
山本 おもてなしとして、どのタイミングで言葉を使うかを教えること。
ラズ 吉野山や地域の説明で知らないことがまだ多い。自分が体験したことを説明すると喜んでもらえるし、もっと学びたい。
――日本にいつまで。
ラズ 旅館には日本の文化を感じる。ずっと日本で、湯川屋で働きたい。
若旦那の義樹さん(左)とラズさん