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全国で広告企画や観光ソリューション事業を展開するDACホールディングス(東京都台東区)は、外国人観光客に北海道北広島市のHOKKAIDOボールパークFヴィレッジの高級ヴィラに宿泊し、「エスコンフィールド」=写真=の施設やさまざまなアクティビティを満喫してもらう旅行商品を企画・監修。4月からの実施に向け売り込むことを発表した。
地域の新たな観光資源を生かしたインバウンドの誘致と分散を進める観光庁の「地域観光『新発見』事業」の採択を受けたもの。中国最大のSNS「新浪微博(Weibo)」を中心に日本の観光・グルメ情報を発信し、約600万人のフォロワーを持つインフルエンサー林萍(リンピン)さんの協力を得て、外国人目線で楽しめるツアー商品として考えた。
開業3年目を迎えるボールパークは、プロ野球北海道日本ハムファイターズの球場「エスコンフィールド」を中心にホテル、ヴィラをはじめ、温泉、サウナ、レストラン、体験施設など、さまざまな施設が満載。道内外から野球観戦だけでなく、それらを楽しみに多くの人たちが来場する人気施設となっている。
ツアーでは、「ヴィラ・ブラマーレ」に泊まり、球場見学や球場内の温泉、サウナ、レストランの利用、ボールパークでのアクティビティなどを楽しんでもらう。
販売はフィールドデザイン(長野市)が担当。実施は4月から9月までで、1月末からCtripなどを通じて販売を開始した。
料金設定は3コースで、1泊2日で1人12万円~19万円(1室4人まで宿泊でき、2人以上だと1人8~12万円)。球場に自由に出入りして多彩なアクティビティを体験できるフレックスパスや買物券も付いている。
同ホールディングスでは「球場全体を見渡せる開放的な景色の中でスポーツ文化とエンターテイメントが融合する特別な時間を満喫してほしい。併せて道内各地にも足を延ばし、北海道観光を楽しんでもらいたい」と、PRに力を入れている。
エスコンフィールド