夜景の観光資源化を目指す一般社団法人夜景観光コンベンション・ビューローはこのほど、「日本新三大夜景都市」に長崎市(1位)、札幌市(2位)、福岡県北九州市(3位)を選んだと発表した。長崎市は「積極的な夜間観光に関する取り組みが評価された」(同法人)という。
同法人によると、日本新三大夜景は2015年度に創設。3年に一度再認定する。18年度がその年に当たり、同法人の夜間検定に合格した夜景観賞士約5500人にアンケートを実施し、投票された各都市とランキングをポイント別に集計した。
長崎市は稲佐山、鍋冠山、グラバー園、教会ライトアップなどの票も加わり、2位の札幌市と僅差で総合ポイントでトップを獲得した。札幌市は藻岩山をはじめ、大倉山、札幌テレビ塔など眺望施設も豊富で人気が高かったものの、長崎市にわずかに届かなかった。
前回5位から3位にランクインした北九州市。「工場夜景ブームを行政が効果的に活用し、さまざまな商品を生み出しながら継続的なプロモーションを展開していることが評価を受けた」としている。
北九州市は09年度から工場夜景のPRを本格的に開始。ほかに小倉城周辺のライトアップ、門司港レトロ地区や山口県下関市を周遊するバスも運行するなど夜間観光に力を入れているという。
以下、4位が神戸市、5位・東京都、6位・函館市、7位・大阪市、8位・横浜市、9位・京都市、10位・静岡市となっている。
高い評価を受けた長崎市の夜景