日本旅行は今月、キャリオ技研など3社・団体と北海道大樹町における観光振興と航空、宇宙のまちづくりを目的としたパートナーシップ協定を締結した。4者それぞれが持つリソースを最大限に発揮し、同町の北海道スペースポートを利活用した航空宇宙にまつわる観光商品の企画開発やプロモーション、旅行者の受け入れ環境整備に取り組み、同町の宇宙観光の拠点としての確立、観光活性化に貢献する。
キャリオ技研は自動車の先進開発を主軸としたエンジニアリング会社。2018年3月に大樹町と連携協定を締結した。「航空・宇宙のまち」をコンセプトに同町の町づくりを支援している。
協定はこのほか次世代航空機開発のジュラテクノロジーと宿泊施設運営の日本カレラクラブと締結。
日本旅行は現在、宇宙事業の専門部署で星空を活用した地域創生や先端技術を利用した教育事業など、法人や自治体に向けて宇宙を切り口としたプログラム提供に積極的に取り組んでいる。さまざまな企業との共創により、旅行会社という概念にとらわれない試みで顧客に新たな価値を提供することを目指す。