今月、創業80周年を迎えた別府温泉 杉乃井ホテル(大分県別府市、ORIX HOTELS&RESORTS、客室総数554室)は、温泉湧出量全国1位の温泉郷・別府温泉の高台に位置し、大分空港からタクシーで約45分、別府駅からシャトルバスで約10分のアクセスが可能な西日本を代表する大型温泉リゾートホテルとして、名をはせる。
設立当初は旅館杉の井館として開業した同ホテルは、宙館宿泊客専用の海抜約250メートルから望む大パノラマの展望露天風呂をはじめ、多彩な料理が並ぶビュッフェレストランやプール、ボウリング場といったエンターテインメントまでをも充実させ、ファミリー層や学生など3世代で満喫でき、宿泊客からの支持を集める。
また、2019年11月に着手した大規模リニューアルプロジェクトは、来年1月に予定している宿泊棟「星館」の開業で完了する運びで、真の温泉リゾートを目指す。
その同ホテルでは、今年6月から、大浴場清掃の労働負担を軽減することを目的に、花王プロフェッショナル・サービス(東京都墨田区)が販売する浴場・浴室用洗剤「楽ナビ」シリーズの大浴場クリーナーの活用を推進している。
楽ナビシリーズは、昨年10月に販売を始めた新しい製品で、従業員の慢性的な人手不足に頭を悩ます清掃業務において、特に負担の大きい浴場・浴室清掃に着目し、日々の清掃作業の負担軽減を図れる製品として、同社が期待する商品である。
この楽ナビ大浴場クリーナーは、別売りの専用フォームスプレッダーで散布して約10分置いてすすぐだけで、スポンジやブラシを用いたこすり洗いは不要で、菌由来のヌメリ・黒カビ予防を図れ、清掃負担の軽減と時間短縮を実現し、現場の作業の効率化に貢献する。
「導入前には、大浴場1カ所1室あたりの清掃時間は、平均して4時間程度費やし、現場の労務負担の改善は喫緊の課題だった。楽ナビ大浴場クリーナーを活用することで、清掃時間は半減し、浮いた時間は今までは時間の確保が難しかった天井の清掃およびバックヤードなどのメンテナンスにも充てられ、より丁寧な仕事ができている。「まさに、探し求めていた洗剤」とアミューズメント部リーダーの吉田大道氏。
併せて、「泡切れが良く、浴槽や床・壁、脱衣所の洗面台の洗浄にも活用できて、煩雑な洗剤の使い分けがない点も現場スタッフから好評。同時に、消耗品の購入費も抑えられることも評価できる」と吉田氏。
「今後は、日本特有の四季に応じて香りの違いが感じられるような製品のラインアップを拡充してもらいたい。当館の円滑な運営になくてはならない存在」と力説する。
商品についての問い合わせ先は花王プロフェッショナル・サービスTEL03(5630)7141。
杉乃井ホテル 宙館の外観
大浴場クリーナーはこすり洗い不要。すすぐだけで作業が完結する