大阪商業大学アミューズメント産業研究所は21日、同大学ユニバーシティホール蒼天(大阪府東大阪市)で、市民や学生向けの第6回公開講座「大阪にカジノができる!?」を開催した。IR推進法案(特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律案)の国会審議が始まり、注目を集める中、IR(カジノを含む統合型リゾート)について、講演やパネルディスカッションを通じて解説した。
「IRって何?」と題した講演では、同研究所所長、同大学総合経営学部教授の美原融氏が講師を務め、IRの構成要素や世界のIRについて説明した。
「コレが大阪のIR!」と題した講演では、大阪府市特別顧問の橋爪紳也氏が講師を務め、戦前の「大大阪」と呼ばれ観光都市であった大阪の歴史や大阪府市のIRについてのこれまでの取り組みを解説した。
後半のパネルディスカッションでは、パネリストには、美原氏、橋爪氏に加え、同大学学長の谷岡一郎、大阪府府民文化部都市魅力創造局IR担当参事の佐藤仁司、大阪市経済戦略局立地推進部統合型リゾート担当課長の野瀬和宏、大阪市立大学都市研究プラザ特別研究員の勝見博光の各氏が登壇。コーディネーターは、同研究所研究員の藤本光太郎氏が務めた。
大阪府を訪れる海外のIRオペレーターの状況、IR候補地として挙げられている大阪ベイエリア「夢洲」の概要やインフラ整備などについて意見が交わされた。
パネルディスカッション