テープカットを行う前川博之総支配人（左）ら
大和ハウス工業（大阪市）とヒルトン日本・韓国・ミクロネシア地区（東京都新宿区）は5月23日、ダブルツリーｂｙヒルトン大阪城をオープンした。「ダブルツリーｂｙヒルトン」ブランドとしては国内7軒目、大阪では初めての開業。大阪城の全景を楽しめる眺望や交通アクセスの良さなどを生かし、国内外の観光客とビジネス客双方の需要獲得を目指す。
同ホテルは、大和ハウス工業と日本経済新聞が建設した複合ビルの6～20階に入り、客室数は373室。大阪城を望む室内プールやレストランに加え、二つの宴会場も備える。天満橋駅から徒歩5分と大阪中心部だけでなく京都、奈良、神戸へ好アクセスである上、大阪城公園と天神祭などで知られる大川に隣接した立地が特徴だ。
同日開いたグランドオープニングセレモニーで大和ハウス工業の下西佳典・専務執行役員流通店舗事業本部長は、「当社として初めての都市型ホテルであり、運営の知見を求めてヒルトンと組んだ。大阪城を庭のように見るロケーションは他にない。来年は大阪・関西万博もあるので、しっかりと営業していきたい」とあいさつ。
ヒルトン日本・韓国・ミクロネシア地区代表のジョセフ・カイララ氏は「ダブルツリーは観光客にもビジネス客にも人気がある。今回の開業はヒルトンがこれからも大阪で事業に取り組んでいくという約束でもある」と述べ、今年9月に開業予定の「キャノピーｂｙヒルトン大阪梅田」などを紹介した。
前川博之総支配人は「今までの大阪のまちづくりは、キタとミナミを起点としていたが、今後は土佐堀通を起点に東西に発展していくのではとワクワクしている。当ホテルのキャッチコピ―は『リバーサイド リトリート』だ。今までの大阪市内のホテルとは違う、季節感を感じられる過ごし方を国内外のお客さまに提供していきたい」と力強く語った。
テープカットを行う前川博之総支配人（左）ら
