大阪府と大阪市は24年12月20日、大阪・関西万博で両者が運営するパビリオン「大阪ヘルスケアパビリオン」のコンテンツ発表会を大阪市内で開いた。「REBORN(リボーン)」をテーマに、「いのち」「健康」の観点から2050年のヘルスケア技術などを体験できるコンテンツを出展企業などが発表した。
大阪ヘルスケアパビリオンは、森下竜一・大阪大学教授を総合プロデューサーに、「REBORN”『人』は生まれ変われる””新たな一歩を踏み出す”」をテーマに据え、「いのち」「健康」の観点からの未来社会の新たな価値の創造や、「SDGs先進都市」としての未来を見据えた取り組み、オール大阪での知恵とアイデアの集結による大阪の魅力発信などを目的に出展するもの。ミルボンやロート製薬など11社が「ミライのヘルスケアゾーン」に、日本生命保険など9社が「ミライの都市ゾーン」に出展。大阪の中小企業・スタートアップ440社以上が出展し、会期中毎週出展内容が変わる「リポーンチャレンジ」も実施する。このほか「ミライの食と文化ゾーン」やカプコン社が「Monster Hunter Bridge」を出展するXD HALLなどがある。
20日に発表したのは、25年後の自分とともに「ミライ体験」ができる「REBORN体験ルート」と、ミライのヘルスケアゾーン、ミライの都市ゾーンに出展の一部企業の展示内容。
このうちREBORN体験は、「カラダ測定ボット」で、血管や肌、髪の毛、目など7項目のデータを測定し、25年後の自分の姿をアバターとして生成。ミライのヘルスケアゾーンなどでの体験を通して、実際の25年後の姿を変えていくもの。
発表会には大阪府の吉村洋文知事、大阪市の横山英幸市長、俳優の伊原六花さん、永尾柚乃さんが出席。事前に測定したカラダ測定データを元に、吉村知事、横山市長、永尾さんの25年後の姿を予測して生成したアバターがモニター上で披露されると、吉村知事らは「意外と若い」「こんなになっているのか」などの感想を口にしながら、真剣に見ていた。
横山市長(写真中央右)の25年後の姿に盛り上がる、吉村知事(写真中央左)ら登壇者