日本旅館協会関西支部連合会は12月17日、大阪観光大学(大阪府熊取町、山田良治学長)で2年生を対象にした就職・インターン説明会「旅館研究フェア」を開いた。約100人の学生が参加。旅館の女将が旅館の特徴や働く魅力に関する講演を行ったほか、近畿地区の10旅館がブースを出し、インターンシップなどの説明を行った。
同企画は近畿運輸局の協力で実施。前年に続き2回目。前年は3、4年生を対象に開いたが、留学生の就職活動時期が卒業後にまでわたるなど実施時期の絞り込みの難しさなどがあったことから、インターンシップ相談も視野に、主に2年生を対象に開催。同大学の協力の下、授業の一環として実施した。
第1部のセミナーでは、あわかん(兵庫県洲本市)の上村早苗社長が講演。旅館で提供するサービスの特徴や仕事の多様性などについて解説。「旅を全てプロデュースしてくれるのが旅館であり、地域と密接に関わっている。例えば旅館の料理は、季節ごとの旬のものを、地域らしさにこだわって調理、提供している」などと説明した。
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