大阪観光局はホテルのプリチェックインとスーツケースなどを空港からホテルまで配送するサービスを組み合わせた「Travel Light」の提供を始めた。NEC、丸和運輸、Klook、提携ホテルとの共創サービス。手ぶら観光を後押しすることで訪日客の増大による公共交通機関の混雑の緩和や、歩行者の安全確保につなげたい考えだ。
NECのホテル業界向け「スマートホスピタリティサービス」による知見と丸和運輸の関西国際空港―ホテルの手荷物配送サービス、Klookの宿泊予約サービスを連携することで実現した。
利用者は旅行出発前にKlookのウェブサイトで宿泊予約と併せて手荷物配送の申し込みをする。日本の空港到着時に、ホテルのスムースチェックインと併せて手荷物を預けると、移動や観光中に手荷物がホテルに配送され、ホテル到着時には鍵と手荷物を簡単に受け取るだけで部屋に入ることができる。
サービスは、ホテルグランヴィア大阪、ホテルヴィスキオ大阪などの提携ホテル宿泊者を対象に、主に関西地区で提供を開始。今後提携ホテルや共創運送事業者、OTAを増やすことで、サービス提供エリアを首都圏などに拡大する予定。