大阪観光局は2月19日、コンラッド大阪(大阪市北区中之島)で「LGBTQツーリズムコンファレンス」を開いた。コロナ禍終息後のインバウンド需要回復に備え、LGBTQツーリズムを推進するヒントとなる概論や先進企業によるトークセッション、IGLTA(国際LGBTQツーリズム協会)とのオンラインセッションを行った。
溝畑宏理事長があいさつに立ち「大阪万博の大きなテーマがSDGs。大阪がLGBTQフレンドリーな都市として世界中から人々を迎えることは大きなミッションだ」と話した。
同局はLGBTQツーリズムの取り組みとして、2018年のLGBTQファムトリップの開催やIGLTAへのメンバー加入、19年は「VISIT GAY OSAKA」サイトを開設したことを紹介。
また、24年はIGLTAが毎年開催しているグローバルコンベンションを日本に誘致し、大阪をアジアナンバーワンの人気デスティネーションにしたいと話した。
先進企業の取り組みとして、日本航空がLGBTQの理解促進、社内外のALLY(同盟、味方の意味)の醸成を目的とした「LGBT ALLYチャーター便」(羽田―那覇)を19年に運航した事例などを紹介した。
大阪観光局の取り組みなどを紹介