
オープニングセレモニー
大阪府市やJR西日本などでつくる大阪デスティネーションキャンペーン推進協議会は1日、大阪デスティネーションキャンペーン(大阪DC、4~6月)を開始した。テーマは「来てな!オモロイがいっぱい大阪旅」。開幕に先立つ3月30日にはJR大阪駅で、吉村洋文大阪府知事らが参加してのオープニングセレモニーを開催し、DC成功へ気勢をあげた=写真。
大阪DCの開催は、大阪で「国際花と緑の博覧会」が開催された1990年以来、35年ぶり。4月13日に開幕する大阪・関西万博に合わせて、大阪ならではの歴史や文化、食、エンターテインメントなどの魅力を生かした観光素材をラインアップ。万博来訪者らの府内全域への周遊を促す。
DC企画として、関西私鉄5社によるスマートフォンアプリ「KANSAI MaaS」を活用し、お得な1日乗り放題きっぷをOsaka Metro、南海電鉄とそれぞれ企画、販売して周遊を後押しする。またガイドブックやDCのウェブサイトでは、北摂や堺などをテーマに沿って回るモデルコースや、「大阪城 豊臣石垣館」などの見どころ、立ち入り制限のある収塚古墳の古墳上部にも入れる百舌鳥古墳群散策の特別版などの体験コンテンツを紹介する。
このほかリアル謎解きゲーム企画商品の販売やオープントップバスを使ったナイトツアーの実施、アンケート回答者へのドリンクプレゼントなども行う。
30日のオープニングセレモニーには、DC推進協議会名誉会長を務める吉村知事のほか、同名誉副会長の横山英幸大阪市長、永藤英機堺市長、JR西日本から長谷川一明社長と水口英樹阪奈支社長が出席。大阪ゆかりのダンスグループ「アバンギャルディ」のパフォーマンスによる開会の後、それぞれDCへの意気込みなどを語った。このうち吉村知事は「大阪は今、新しいものがどんどん生まれている。府内には食をはじめとしたさまざまな魅力がある。万博をきっかけにたくさんの人に大阪に来てもらい、その後、府内はもちろん関西各所に足を運んでもらえるよう、DCでその魅力を発信できれば」とあいさつした。
テープカットには、大阪・関西万博のマスコットキャラクター「ミャクミャク」らも参加し、会場を盛り上げた。
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