
俳優の里見さんらによるテープカット
京都市の東映太秦映画村は、1975年の開村以来最大規模の改装を行い、15日、リニューアル第1弾としてオープンした。13日にはマスコミ関係者を集めた内覧会を行った。今回のリニューアルの目玉となる新施設「からくり忍者屋敷」「アニメミュージアム」「浮世絵美術館」の3つのアトラクションがオープンした。
内覧会ではテープカットが行われ、岡田裕介・東映社長、山田啓二・京都府知事、細見吉郎・京都市副市長、二階堂暢俊・JR西日本執行役員近畿統括本部京都支社長のほか、俳優の里見浩太朗さんが「水戸黄門」の衣装で出席した。
東映の岡田社長は「荘厳な寺社仏閣を見た後に来てもらえれば。とにかく楽しんでもらえるテーマパークを目指す」と話した。
新たにオープンしたからくり忍者屋敷は、体験型のアトラクション。「どんでん返し」や「隠し通路」といったからくりを利用して忍者屋敷の出口を目指す。このほか、「手裏剣道場」や「忍者カフェ」、庭園などもある。
アニメミュージアムは、多くの人に愛される東映アニメの歴史を貴重なポスターやセル画集などで紹介。アフレコ体験やパソコンを使った塗り絵も楽しめる。
浮世絵美術館は、北斎、写楽などの浮世絵復刻画を70点以上展示している。
また、隣接する東映京都撮影所側にも映画村入口(撮影所口)を新設した。この入口は個人客用で、団体客は従来の正面入口のみ。JR太秦駅からのアクセスも従来の徒歩13分から5分へと大幅に改善され、撮影所口から延びる通路では、実際の撮影に使用されている小道具などが展示され、撮影所の雰囲気を味わうこともできる。

俳優の里見さんらによるテープカット