奈良県の明日香村、近畿日本鉄道、JR西日本、奈良交通などは4月1日、「なら大和路探訪 飛鳥キャンペーン」をスタートさせた。期間は6月末日まで。今年が古事記編纂へんさんから1300年に当たることを踏まえ、天武天皇が古事記の編纂を命じたとされる伝飛鳥板蓋宮跡(でんあすかいたぶきのみやあと)のほか、数々の史跡が点在する奈良県の飛鳥エリアの観光スポットをPRする。
主なイベントとして、6月9日に明日香村中央公民館で「大化の改新」をテーマとした飛鳥の地元劇団「時空(じくう)」による公演を開催する。同10日には県立万葉文化館で「日本書紀と木簡からみた飛鳥の都 斎明・天武・持統天皇の宮殿」と題して県立橿原考古学研究所の主任研究員、鶴見泰寿氏による歴史講演会を実施する。
また、同23、24日には国営飛鳥歴史公園石舞台地区などで飛鳥ブランド認定スイーツなど飛鳥の特産品を楽しめるイベント「飛鳥スイーツ&グルメフェスティバル」を行う予定。
キャンペーン期間中の土曜、休日には、近鉄とJRが隣接する両社の桜井駅から会場となる国営飛鳥歴史公園石舞台地区までの路線バスを232本増便して、アクセスの充実も図る。
イベントに合わせて、日本旅行とクラブツーリズムが旅行商品を発売している。
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