南都銀行(奈良市)と奈良大学は15日、産学連携について協定を締結した。同行は「奈良の恵まれた観光資源を生かした連携事業を積極的に推進し、地域経済の活性化を図る」と話している。
同行はこれまで、同志社大など3校と協定締結しているが、技術開発やものづくりが中心。奈良大との締結は「観光・文化・まちづくりという分野を切り口にした新たな連携」(同行)。なお、奈良大が金融機関と協定締結するのは初めて。
奈良大が持っている歴史・文化財研究のノウハウを生かしたセミナー・コンサルティングなど観光振興にかかる企画の立案、同行のネットワークを活用した取引先(宿泊・飲食業者など)の紹介など、相互の強みを生かした施策を展開する。