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協定締結式に臨んだ山下知事(右)とトリップアドバイザーのスコット氏
特設ページや勉強会も
奈良県は1月28日、トリップアドバイザー(トリアド、米国)と同県の観光振興推進を目的とした連携協定を結んだ。世界最大の旅行サイトの発信力を活用して、欧米英豪の4市場を中心に情報発信を強化。同県が課題とする宿泊客の増加と旅行消費単価の上昇につなげたい考えだ。
連携・協力するのは、(1)外国人観光客の誘致拡大に関すること(2)奈良県の宿泊観光客増加に向けた取り組みに関すること(3)奈良県の旅館・ホテル等宿泊施設の発展魅力向上に関すること(4)奈良県ブランドの発信など、観光振興に関すること(5)その他、協定の目的の達成に寄与すること―の5点。
具体的には、2月上旬から10月まで、欧米英豪市場に向けたプロモーションをトリアド上で行うほか、同サイト上での奈良県のページをバージョンアップ、特設ページを開設する。また、宿泊施設、観光施設を対象に、効果的な情報発信方法などの勉強会も行う。
観光戦略の一環として連携協定を結んだ。トリアドは世界最大の旅行情報サイトで、世界190カ国22言語でサービスを展開。月間ユーザー数は2億5千万人、10億件超の口コミと800万件の旅行情報を掲載する。
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