
奈良県は4日、日立製作所と開発した旅程をAIで作成するウェブサービス「ならいこ」の提供を始めた=写真。関心のあるキーワードなどに応じて、県内のおすすめスポットやイベント、それらの巡り方などを提案する。同サービスにより、同県での周遊、滞在型観光を促進したい考えだ。
ならいこは、ブラウザから利用可能。ユーザーが、年齢、興味・関心のあるキーワード、日付、移動手段などを選択することで、AIが県の観光スポットや期間限定のイベントなどを提案する。選択したスポットの数に応じて、訪問順やスポット間の移動時間なども自動で計算して表示、「手軽に旅行を計画できる」と同県。
ユーザーの使いやすさにもこだわった。直感的な操作で旅程を気軽に作成できるように設計しただけでなく、提案するスポットなどについて、ならいこ内のリンクをタップするだけで、電話番号や住所、SNSなどの情報を参照できる。スポットのお気に入り登録や複数旅程の保存、地図上での移動経路の確認なども可能。
このほか訪問予定スポットをまとめたショートムービーを自動作成、共有する機能もあり、旅行をイメージしやすいほか、旅行の同行者らと旅行のイメージの共有もできる。インバウンドの利用も想定し、日本語、英語の2言語でサービスを提供する。
ならいこのURLは、https://naraiko.pref.nara.jp