奈良デスティネーションキャンペーン(DC)のオープニングセレモニーが1日、JR奈良駅で行われた。荒井正吾奈良県知事ら関係者は、DCに合わせて、新大阪駅から奈良駅まで運転される臨時特急「まほろば号」の一番列車を出迎え、くす玉を開いた。
荒井知事のほか、仲川元庸奈良市長、JR西日本の井上浩一営業本部長、山本章義大阪支社長、廣野隆信県観光局長、明治時代の制服を着た豊田重弘奈良駅長らが出席。「平城遷都1300年祭」のマスコットキャラクター、せんとくんも登場した。
荒井知事は「キャンペーン額は20億円を超え、県はじまって以来の大キャンペーンとなる。平城遷都1300年祭が開催されており、24日に平城宮跡に第1次大極殿が復元され、往時の都がお目見えする」と述べ、集客に期待した。
JR西日本の井上営業本部長は「奈良の都に特別な春が訪れた。JRグループでも、DCを開催し、遠方からの観光客のために臨時特急まほろばを運行する。1番列車には、鳥取や島根、広島から乗車いただいた。沿線に万葉集ゆかりの地がある桜井線の愛称を『万葉まほろば線』とし、万葉トレイン(観光列車)も運転する。1300年祭を盛り上げていきたい」と意気込みを語った。
奈良DCの開幕式典