愛媛県の宇和島市観光物産協会は23日、「第25回全国闘牛サミットin宇和島記念闘牛大会」を開催する。「3年ぶりの有観客で、日本最大級1.2トンの横綱を含む、1トン級の牛たちが集結する闘牛大会」だ。
全国闘牛サミットは闘牛文化の保存と継承、交流・親睦を深めるため、毎年、全国闘牛サミット協議会(会長・岡原文彰宇和島市長)を構成する9市町(宇和島市、岩手県久慈市、新潟県長岡市・小千谷市、島根県隠岐の島町、鹿児島県徳之島町・天城町・伊仙町、沖縄県うるま市)が輪番制で開催している。サミットと同時に闘牛大会も実施。
近年は後継者不足に直面。闘牛文化の継承が危ぶまれており、サミットや闘牛大会を通じて魅力を発信している。現在、伝統文化継承を目指すクラウドファンディングを行っている。
サミットでは作家の宇神幸男氏が宇和島闘牛の歴史について講演するほか、総会、宣言を採択する。
記念闘牛大会は市営闘牛場で開催され、10の迫力ある取り組みが行われる。入場料は大人3千円、65歳以上と障害者は2千円、中学生以下は無料となっている。