宇都宮共和大学都市経済研究センター(宇都宮市)は2月7日、大谷石文化の価値と地域振興の可能性を探るシンポジウム「『大谷石文化』の魅力発信を考える―フランク・ロイド・ライトがとちぎに残したもの―」を同学で開催する。
宇都宮市の歴史文化資源である「大谷石文化」は、採掘技術や石を活用した建築技術が日本国内で独自の発展を遂げ、2018年には日本遺産に認定された。特に近代建築三巨匠の1人、フランク・ロイド・ライトが大正時代に設計した「旧帝国ホテル本館・ライト館」(同市)は、日本の建築近代化に大きな影響を与え、世界的にも高い評価を受けている。
シンポジウムでは、大谷石文化を広く発信し、地域振興を図る取り組みを、識者を交えながら一緒に考える。
プログラムは2部制で、第1部は兵庫県立大学環境人間学部教授で建築史家の水上優氏、宇都宮市公認大谷石大使の榊田倫之氏が「フランク・ロイド・ライトがとちぎに残したもの」と題して基調講演を行う。第2部は、栃木県文化協会会長の中津正修氏ら3氏によるパネルディスカッションを予定している。
参加費は1人千円で、定員150人(先着順)。専用フォーム=QRコード=またはメールrcenter@kyowa-u.ac.jpから申し込みを受け付けている。